森井のコラム

2016年7月12日

AIと都市構造

◆ AIと都市構造

急速に進化を続けるAI(人工知能)は、あっという間にSFの世界だった次元へ我々を
いざなう。
良い面もあれば、悪い面も出てくるため如何にコントロールすることが出来るかが今
後の焦点だ。
自動車においては、アメリカでベンツの実験車が一般道を市街地で信号や横断者にも
問題なく対応し100km以上完全自動運転で、走行に成功させた。
最近は日本でも高級モデル市販車が高速などでは半自動状態で運転が出来るように
なっているばかりか、低額な普及車での自動ブレーキなどは急速に増加してきた。
5年もすると、現在実験が始まった自動運転タクシーも街中を走りまわっているかも
しれない。
物流も、定められた区間の輸送は自動運転化され、生産者や輸入施設での集荷や、宅
配時点での配送に人員が集中することになっていきそうな気がする。
物流施設においてもこれに対応するために、今以上にAIを駆使し在庫調整を行いつ
つ、販売予測や集配プロセスの合理化、購買意欲増幅のためのサービスプログラムの
開発など、設備更新が進むだろう。
また、交通インフラにおいても、自動運転車がより安全かつ効率的に移動できる道路
形態へ変身が求められることになろう。
ショッピングセンターに行く目的も、買う物の確認のみとなり、自宅まで配送基地か
ら直接届けられるようになることも考えられる。
道路の信号管理や自動走行車のスピードコントロールまでなされれば、交通渋滞も解
消されるだけでなく電気自動車の増加と充電効率の上昇で消費エネルギーも急速に節
約できるのではなかろうか。
不動産関係で今後焦点になると考えら得るものに、これらの物流だけでなくヒトの輸
送も含めた、交通インフラの国家的再開発が大きな課題となる可能性が高い。
運輸業界だけでなく、建設、商工業、すべての業界が協力して国内の生産性向上につ
なげることで、国際的競争力を強化したいですね。
奇しくも、日本の国土は基本にインフラは概ね完成していることから、耐用年数を迎
えたインフラ再生に合わせて、今までとは全く違う交通インフラ創造で国力強化を図
ることが出来ればと考えます。
10年もすると、各国の外国語を話すAIの観光タクシーが、日本各地で外国人を案内
し今まで地元の人も気がつかなかったような穴場が、どんどん見つけられ日本人の観
光ブームも引き起こし観光大国となる兆しが出てきているかもしれない。